- あ
- I
あ(感)(1)軽い驚きや感動などを表す語。 また, 何かを思いついたときに発する語。 あっ。
「~, そうか」「~, 思い出した」
(2)人に呼びかける語。「~, 君, 君」
(3)人の呼びかけに答える語。 はい。II「ただ~と, ことうけをしゐたり/古本説話 67」
あ【亜】酸素を含む酸(オキソ酸)の命名規則の一。 中心原子の酸化数が, 基準となるものより小さいことを表す。「~硫酸」「~塩素酸」
→ 次亜IIIあ【吾・我】〔上代語。 中古以降は「わ」が用いられた〕一人称。 わたし。 あれ。IV「吾妹子に~が恋ひ死なば/万葉 3566」
あ【唖】話しことばが重度に障害された状態。 話しことばをまったく, あるいは, ほとんど発することができない状態をいう。Vあ【彼】遠称の指示代名詞。 あれ。VI「~はと見る淡路の島のあはれさへ/源氏(明石)」
あ【畔・畦】田のあぜ。VII「営田(ツクダ)の~を離ち/古事記(上)」
あ【足】あし。「~の音せず行かむ駒もが/万葉 3387」
〔多く「足掻(アガ)き」「足結(アユイ)」など, 複合した形で見られる〕VIIIあ【阿】〔梵 a〕梵語の第一字母の音訳。⇔ 吽→ 阿字→ 梵字
Japanese explanatory dictionaries. 2013.